遠方に住む両親の実家を改修致しました。しかし、実際に改修に至るまでは長く険しい道のりでした。
今回は、実際の耐震診断結果と共にその過程をお届けいたします!!

※計画段階から含めると約5年の歳月を経て生まれ変わった実家屋根

ビフォー

アフター

耐震診断

まず初めに、無料の耐震診断を市に申請致しました。
申込書は市役所のホームページからダウンロードし、申請致しました。

※現在も市役所のホームページからダウンロードが可能です。

スケジュール感
申請日:2016年12月初旬

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報告書:2017年1月25日

結果発表!!

申込より約1ヵ月後、耐震診断の結果が届きました。
結果は IS=0.28(倒壊の恐れあり)
昭和56年以前に建てられた木造住宅は耐震性が乏しいことが分かりました。

▼実際の診断結果です▼

大型災発生時に倒壊の恐れがあり、改修することで公的補助が受けられるとのこと
公的補助を受けるには 基準 IS=0.7以下 → 1.0以上にすることが条件(2017年当時)と判明。
※当時の資料は残っておりませんが、現在も判定基準は同じでした。

そこで、陶器瓦を金属屋根材に変更することで屋根軽量化、体力壁設置により耐震性能アップ「 IS=1.0以上」を目指し、知り合いを通じて建築士Aさんに依頼しました。
建築士Aさんに家族の要望を取り入れて見積をお願い致しました。

ところが…

建築士Aさんからの見積は以下の通りでした。

①耐震改修工事 約1,000万
②太陽光設置工事 約 350万
③床沈下橋正工事 約 300万
④内装改修工事 約1,300万

参考:耐震改修補助金 約 120万

高すぎました…

高い見積になったのは家族の意見が纏まらなかった為です。
何処を諦めるか、金額を見て家族会議を開きました。しかし、簡単には纏まりません。
仕方なく、設計士Aさんに現状を話し一時中断をお願いすることになりました。
ですが、設計士Aさんも暇ではありません…。

再開しようにも再度、設計料が掛かるとのこと…。
家族会議の結果、止むを得ず別の建築士Bさんに再見積を依頼することとなりました。
そして月日は流れ、最終的に建築士Bさんにお願いすることになりました。

建築士Aさんには謝罪も兼ねて軽自動車1台分の設計料をお支払いしてお別れとなりました。
家族の意見が纏まっていないと、設計士からは「冷やかし」と思われても仕方ありません。

教訓:予算とコンセプトをしっかりと持った上で建築士と会話しましょう!!

余談ですが、市町村によっては耐震改修の結果をホームページで確認出来る所もあるようです。
建築士選びに迷った際には参考になるかも知れません!! 

誰も教えてくれない建築士選び!!
高くついた授業料を支払い、果たして次の建築士の見積回答とは…

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