メンテナンスについて

住宅の屋根に金属屋根を使用しています。メンテナンス時期の目安はいつ頃でしょうか。

一般的に住宅の金属屋根に使用される塗装鋼板は、「光沢低下→色調変化→チョーキング→ふくれ→白錆→赤さび→穴あき」というプロセスで劣化してまいります。これらのどのタイミングがメンテナンス適正時期かについては商品ごとに異なります。各商品のカタログにメンテナンスの一例を掲載しておりますのでご参考にしてください。
カタログはこちら(17〜22ページ参照)

外壁に鋼板を使用していますが、白いぶつぶつが発生しました。これは何でしょうか。

「白錆」であると推定されます。白錆とは、めっきに使用している亜鉛の酸化物のことを指しめっき鋼板の持つ犠牲防食作用により発生します。「犠牲防食作用」とは亜鉛が鉄よりも先に錆び、発生した酸化物により鉄を錆びから守る作用のことです。→犠牲防食作用について詳しく知りたい方はこちら(9ページ参照)
そのため、白錆の発生が直ちに穴あきや赤錆に直結することは考えにくいですが、数年で白錆が発生している部分については腐食の進行が早いことが見受けられますので、長くご使用いただくためにも定期的に水をかけるなどのメンテナンスをお願い致します。特に軒下や軒裏などの雨掛りしない場所は腐食因子が蓄積し易いため、ご注意ください。

建築後10年ほど経過し、屋根が色褪せし白っぽくなったことに気づきました。
同じ色に塗りなおしたいと思いますが、塗装屋さんに色を指定する場合、何色を指定しすればよいでしょうか。

参考としてカラー鋼板カタログに各色の近似マンセル値を掲載しておりますので、
恐れ入りますが、そちらや色見本帳をご活用いただき塗装業者様にご相談をお願い致します。
カタログはこちら(15〜16ページ参照)

屋根の写真などを送れば塗替え工事の要否アドバイスはいただけますでしょうか?

弊社は塗装の塗り替え工事は行っておりません。
恐れ入りますが、塗装業者様にご相談のうえお打ち合わせをお願い致します。

カラー鋼板に対応する日塗工番号を教えてください。

弊社が取り扱っている日鉄鋼板の商品は全てオリジナル色となっていますので、日塗工の標準色には該当しておりません。参考としてカラー鋼板カタログに各色の近似マンセル値を掲載しておりますので、ご参照ください。
カタログはこちら(15〜16ページ参照)

ガルバリウム素地の補修塗料はありますか?

「めっき」と「塗料」は全く性質の異なるものであり製造メーカーである日鉄鋼板が用意している、めっき用の補修塗料はございません。
ただし、一般的にガルバリウム鋼板の補修に使用されるもので「常温亜鉛めっき塗料」がございます。
弊社にて取り扱いはございませんが、詳細をお問い合わせ希望の場合は最寄りの弊社営業所までお問い合わせお願い致します。

価格について

補修塗料はいくらするのか?

補修塗料につきましては流通窓口を通じての手配となります。
恐れ入りますが、お取引のある特約店様にお問い合わせください。

概算の工事見積もりなどはお願いできますでしょうか?

弊社は工事を行っておりません。

商品について

成形品の形状の分かる製品サンプルはいただけますでしょうか?

製品により対応可否が異なります。
恐れ入りますが、具体的な製品名にて最寄りの弊社営業所へご相談ください。

改修のための適正商品のアドバイスはいただけますでしょうか?

最寄りの弊社営業所へご相談ください。

納まりについて相談したいのですが対応いただけますでしょうか。

弊社ホームページ掲載の各製品の施工マニュアルをご確認ください。
施工マニュアルは日鉄鋼板(株)のホームページよりダウンロード可能です。
施工マニュアルに記載している範囲内でのアドバイスは可能です。最寄りの弊社営業所へご相談ください。

施工店さんなどの紹介はしていただけますでしょうか?

弊社は工事店様との直接の取引がございません。
恐れ入りますが、日ごろお取引いただいている工務店様等にお問い合わせください。

本体は別のメーカー品を使用するので部材のみ販売は可能でしょうか?

弊社取り扱いの部材は屋根本体とセットでの販売のみの対応とさせていただいております。
特別な理由がある場合は、最寄りの弊社営業所へご相談ください。

エスジーエルは昔のトタンと違うの?

トタンとは亜鉛をめっきした鋼板のことを指し、およそ150年前に日本での採用が始まったといわれております。
その後、耐食性を向上させるために亜鉛にアルミニウムを加えてめっきした鋼板である「ガルバリウム鋼板」が開発され、現在に至るまで外装材として主流となっております。
エスジーエルとは、ガルバリウム鋼板の耐食性を高めるため亜鉛・アルミニウムにマグネシウムを加えてめっきした鋼板です。エスジーエルは3種の金属のそれぞれの作用によりガルバリウム鋼板の3倍超の耐食性を持っております。
めっき鋼板について詳しくはこちら

金属屋根は何年もつの?

金属の種類やご使用の環境によって劣化速度が異なる為、一概に申し上げられませんが、
定期的にメンテナンスをしていただくことで長期にわたりご使用いただくことができます。

金属屋根は暑くならないの?

一般的に屋根の断熱性能は、外装材それ自体よりも断熱材の性能に影響を受けます。
また、鉄は熱を吸収しやすい特性を持っておりますが弊社取り扱いの塗装鋼板については
屋根表面温度の上昇を抑える機能を付与した遮熱塗装品がございます。
詳しくは弊社ホームページの製品一覧から各種塗装鋼板のカタログをご参照ください。
カタログはこちら

ニスクカラーProの「つやあり」と「つや消し」はどう違うの?

基本的には意匠性の違いとなります。用途やお好みに応じてお選びください。
またつや消しに含まれる「GHシリーズ」につきましては超低光沢を実現し、
変退色保証最長15年も付与しております。
実際のカラー鋼板のサンプルもございますので、是非ご覧ください。

地震に強くしたいと考えてますが、屋根も地震対策できますか?

金属屋根は瓦屋根と比較して1/10程度の重量で非常に軽い為建物の重心を低くすることができ、地震による建物の揺れ幅を小さくすることができます。屋根材落下の心配がほとんどなく安心してご使用いただけます。