金属定尺横葺屋根「横葺NSPro」とは
優れた施工方法が創り出す自由な屋根
横葺NSProは左右どちらからでも重ねることができ、重ね代はリブ部分の100mm幅を最低として調整が可能です。
余り部分を切断せずに済むので施工手間も減り、廃材も減らすことができます。
施工上のポイント
重ね代は100mm以上を確保
100mm位置の段部を目安としてください。
横継ぎ部はしっかり嵌める
働き幅を目安にしっかり奥まで嵌めます。同形状を重ねるため、先端はわずかにずれが生じます。(3mm程度が目安)
敷込み側を叩く
かぶせ側(水下側)を叩くと、屋根材が変形する恐れがありますので、敷込み側(水上側)を叩きます。
固定時には左右のバランスをとる
片側の横継ぎ近傍をビス固定した後、反対側の嵌め込み状態を確認して、必ず重ね部を固定して下さい。
横継ぎ部の端部を踏まないでください
加工面が変形する恐れがあります。
施工の手順【動画】
本体形状図
設計参考仕様
※仕様・納期等の詳細については最寄りの営業所までお問い合わせください。
プレカット加工(施工マーク)
横継ぎ内部の排水構造
減圧空間の確保!
3重の排水リブ構造!
端部二重折りによる水返し勾配!
軽量
軽量な鋼板素材による屋根材は、耐震性に優れ施工効率もアップします。
瓦葺きなどの木造住宅屋根の耐震改修にもお勧めです。
防水性
防水性を考慮した独自の曲げ形状により、雨水の屋根裏への侵入を防ぎます。
その高い防水性は様々な試験結果でも実証されています。
降雨試験
・試験装置:降雨装置
・試験条件:雨量4L/min×150分
結果
嵌合内部に至る漏水無し。
送風散水試験[台風想定]
・試験装置:送風機+降雨装置
・試験条件:風速30m/s 雨量4L/min×10分
結果
凡用の金属葺き材と比較し、同等の防水レベルであることを確認。送風30m/sで問題となる漏水無し。
耐風圧性
横葺NSProは、独自の嵌合とビス固定により、強風による飛散やズレなどのトラブル発生を最小限抑えます。
耐風圧試験
・試験装置:圧力箱方式風圧試験機
・試験体:1950mm×1950mm
455mm間隔でφ4mmビスで固定
・試験条件:500N/m2毎に昇圧
各圧力30秒保持
結果
3250N/m2(許容荷重)まで横継ぎ部含め残留変形無し。6560N/m2まで破壊に至る有害な変形無し。
強度
雪止金具の引張試験を行い、高い強度の試験結果を得ることができました。
雪止金具 引張強度試験
・試験装置:屋根施工後に雪止金具取付け
M8ボルト2点により締付け(締付けトルク15N・m)
横継ぎ部2箇所配置
・試験条件:引張速度10mm/min
結果
最大強度2000Nまで異常無し。
施工例
標準対応色
ニスクカラーPRO®
※印刷物と実物とは色が異なりますので、現物の商品サンプルなどでご確認ください。
耐摩カラーSGL®
※印刷物と実物とは色が異なりますので、現物の商品サンプルなどでご確認ください。